ストーリー詳細

真心を込めて綴られた時の絵巻を静かに味わって。胸を打つ声と響き合う調べに導かれ、ステージと日常が交わるかけがえのない記憶をもう一度心に抱きしめます。

THAT KIND 愛 · EPISODE 14

この熱は絶対絶やさない!!

(これが私たちの『ホーム』でするライブ……!!)

ADV 10093 · 再生時間 14:44

解放条件

  • プレイヤーランク 14
  • 一家Dumb Rock! バンドランク 2

クリア報酬

鈴木

ここに来たということは、 アイドルグループに入っていただけるんですよね?

心玖心玖

……はい、前向きに検討してます♪

鈴木

よかった〜〜! これで私の昇格も夢じゃ――

鈴木

はっ……! ごほんごほんっ!

心玖心玖

(本当、なんでこんなポンコツそうな大人に 振り回されなきゃなんないわけ)

心玖心玖

(いや……落ち着こう。 あたしがここに来たのは……)

心玖心玖

鈴木さんにスカウトしてもらって、本当によかったです〜

心玖心玖

わたし、正直ライブハウスのことは 巻き込まれただけだったので

鈴木

だと思いましたよ〜! 心玖さんは顔だけじゃなく頭もいい!

鈴木

明日のライブ、ソールドアウトなんて到底無理でしょう。 今こちらに乗り換えるのは、賢明な判断です!

心玖心玖

あのライブハウス、明日のライブが終わったら どうなるんですか?

鈴木

うちの専門部署が本格的に交渉に入る予定です!

心玖心玖

ふふ……そうだったんですね

心玖心玖

蕾叶ちゃんたち、すごく頑張ってたみたいですけど

鈴木

それは大変心苦しいですが、これもビジネスなので!

心玖心玖

(……ほら。大人はみんなずるい)

心玖心玖

(でも……だからこそ)

蕾叶蕾叶

みんなが一緒に頑張ってくれた時間ぜんぶ 私が背負って最後まで走る

蕾叶蕾叶

だからみんなは大船に乗ったつもりで どーんと構えてて!

ちえりちえり

――今から駅前でチケット売ってきます!

蕾叶蕾叶

私も一緒に行く! すれ違う人全員に声かけよう!

蓬咲蓬咲

わ、私はSNSやウェブサイトに もっと宣伝を書き込んでみます……!

寧月寧月

蓬咲、私にもやり方を教えてくれないだろうか

心玖心玖

…………

心玖心玖

鈴木さん

心玖心玖

わたしと、取引しませんか

心玖心玖

――もしもし? ごめんね、さっき出られなくて

心玖心玖

わたし? いま、学校の近くでチケットを売ってるよ

心玖心玖

(……ほんとだ、あたし耳触ってる)

心玖心玖

うん……そっか、みんなは駅前で。 蓬咲さんは……うん、そうだよね

心玖心玖

帰りは……ちょっと遅くなりそう。 みんなは先に休んでて。それじゃあ

心玖心玖

…………

代理

ったく、蕾叶も他のバイトも…… 開場ギリギリまで帰ってこないつもりだな

蓬咲蓬咲

……ううっ……ぐす……

代理

んなじめじめした空気出すなら お前もチケット売りに行きゃよかっただろ〜

蓬咲蓬咲

無理ですよ〜〜……私は皆さんとは違うんです……

蓬咲蓬咲

怖いものは怖いし、変わりたくても変われない…… 私なんか、よわよわのまま一生を終えるんです……

代理

……はぁ〜……

蕾叶蕾叶

ただいまーーっ!! ギリギリになってごめんっ!

寧月寧月

心玖、蓬咲、遅くなってすまない

ちえりちえり

さあ部下たち、さっさと機材の準備を――

代理

心玖はまだ来てない。 けど、準備は済んでるよ〜。泣きながら蓬咲が全部やった

蕾叶蕾叶

えっ!? なんで泣いてるの!?

蓬咲蓬咲

私のような役立たずは、 こんなことしかできないんです……すみませんんん……

蕾叶蕾叶

何言ってるの、すごいよ蓬咲! 1人で準備するのだって大変だったはずだよ!

ちえりちえり

ネットで宣伝もしてくれたじゃないですか! もっと胸を張っていいんですよ!

蓬咲蓬咲

でも購入はたった数枚だし…… 駅前のチケットの手売りも……

蓬咲蓬咲

満員にできなかったのは 私のせいじゃないですか〜〜……!

蓬咲蓬咲

私のようなよわよわ底辺人間が皆さんの足を引っ張って 本当にすみません〜〜……!!

ちえりちえり

そ、それは…… 蓬咲だけのせいにさせません

ちえりちえり

ちえりは、本当はもっとすごいんです。 もっと、やれたはずなのに……

寧月寧月

……私も、満員にできなかった。 今日ライブをしても、ホームは守れないのだろうか……

蕾叶蕾叶

みんな……

蕾叶蕾叶

そんな顔にさせるつもりじゃなかったのに…… 本当にごめん……!

蕾叶蕾叶

全部私がいけなかったんだ……! 私が鈴木さんにあんなこと言わなければ……!

心玖心玖

ずいぶん弱気だね? わたしは楽しみなんだけどな〜

蕾叶蕾叶

心玖! どこに行ってたの!?

心玖心玖

そっちと同じだよ。 最後の悪あがき……2枚だけだけど、買ってもらえたの

心玖心玖

でもみんな、ライブをする前から 諦めた顔してるなんて……がっかりだな〜

蕾叶蕾叶

みんなは何も悪くないよ!

蕾叶蕾叶

私が……今日満員にできるって 勝手に鈴木さんに約束しちゃったから……!

ちえりちえり

蕾叶……!

蕾叶蕾叶

ファミリーの絆がこんなに深まって 全員がここまで頑張っても、届かなかった

蕾叶蕾叶

届かないものがあるって、わかってなかったんだ。 だから……みんな本当に――

心玖心玖

謝る前にさ。 ……蕾叶ちゃん、最初から満員にできないと思ってたの?

蕾叶蕾叶

お、思ってないよ! 本当にできるって信じてる!

蕾叶蕾叶

ただ……たった1週間でやろうとしたのは 無茶だったってわかった

蕾叶蕾叶

……時間が、足りなかったんだ

心玖心玖

……そうだよね。 あと3ヶ月あれば、絶対満員にできるよね?

蕾叶蕾叶

え? で、できるけど……なんで――

心玖心玖

それなら。今やることはひとつでしょ

心玖心玖

たくさんのお客さんが、わたしたちを観に来るんだよ。 前回のライブの比じゃないくらい

心玖心玖

ファミリーの底力、見せなくていいの?

一同

……!!

蕾叶蕾叶

心玖……! そうだよね!

蕾叶蕾叶

私たちはまだひよっこファミリーだけど でっかい愛はある!

蕾叶蕾叶

最高のライブにして、でっかい歓声もらって……!

蕾叶蕾叶

そんで、足りない分は私たちのファミリー愛で ぶっ飛ばそう!!

ちえりちえり

……まったく、 心玖も蕾叶も好き勝手言ってくれますね

ちえりちえり

あなたたちには、このちえりがいるんですよ!! ちえりのドラムがあれば、足りないものはありませんっ

寧月寧月

私も演奏で貢献しよう。 それだけは自信がある

蓬咲蓬咲

うう〜〜っ、みんな決意が早すぎて怖いです〜〜……!!

蓬咲蓬咲

怖いけど、でも、でも〜……!! 私もがんばりまあああす!! うわ〜〜〜ん!!

心玖心玖

ふふ……それが言えたら充分だよ

蕾叶蕾叶

みんな……ありがと!

蕾叶蕾叶

よ〜し、気合い入った!! さあ準備だ!

蕾叶蕾叶

ブチかまそう、マイ・ファミリー!!

一同

はい!! うん! ああ

蕾叶蕾叶

…………

鈴木

(あれ……歓声が、外まで聞こえる……? たった1週間でそんなわけ……)

蕾叶蕾叶

――まだまだいくよ!! チェリ!!

ちえりちえり

(どうですか!! ちえりのドラムソロはすごいでしょう!!)

ちえりちえり

――っ、大歓声あげたっていいんですよ!!

蕾叶蕾叶

寧月、蓬咲! 見せつけてやれ!!

寧月寧月

(それでは……いこう、蓬咲)

蓬咲蓬咲

(うう〜〜っ、ご迷惑をおかけしま〜〜〜〜す!!)

鈴木

な……なんなのよ、これ……!? ライブっていうか、アドリブ合戦……!?

蕾叶蕾叶

さあ心玖、一緒にぶつけてやろう! 魂を燃やすツインギターだ!!

心玖心玖

(ダッサい振り……!! 恥ずかしいんだけど!)

蕾叶蕾叶

このままラストまで、ブチ上げていくぞ〜〜〜!!

観客たち

わあああああっ!!

蕾叶蕾叶

――♪

蕾叶蕾叶

(ああ、何度も夢見た景色だ……)

蕾叶蕾叶

(ファミリーのキラキラした顔、 たくさんのお客さん、私たちの音)

蕾叶蕾叶

(初めて立った時は気づかなかった……! みんなの音がぶつかる度、熱が上がってく……!)

蕾叶蕾叶

(想像よりずっと……何百倍もアツい場所なんだ……!)

蕾叶蕾叶

(これが私たちの『ホーム』でするライブ……!!)

心玖心玖

――――……っ

蕾叶蕾叶

(この熱は絶対冷めない! 私が、絶やさない!)

蕾叶蕾叶

(これを守るために、私は生まれた!! だから、何をしてでも私は――……!!)

蕾叶蕾叶

はぁ、はぁ……ありがとうございました!

観客たち

わあああああっ!!

鈴木

……蕾叶さん、皆さんも。 ライブお疲れさまでした

蕾叶蕾叶

鈴木さん、お疲れさまです

心玖心玖

…………

蓬咲蓬咲

おおお疲れさまですっ……!

蕾叶蕾叶

……今日はライブに来てくださって ありがとうございました

蕾叶蕾叶

改めて、話をさせてください

鈴木

まあ、そうでしょうね。 聞きますよ、しっかりと

蕾叶蕾叶

鈴木さん。今まで本当に、すみませんでした……!

一同

……!?

鈴木

頭を、下げた……!

蕾叶蕾叶

鈴木さんに失礼な態度をとって、 満員にする約束も守れなくて、ごめんなさい

蕾叶蕾叶

私がきちんと考えてなかったから この結果になったって、今はわかってます

蕾叶蕾叶

そこは、鈴木さんが正しかったです

蕾叶蕾叶

でも、ファミリーは進化してる。 ホームだってまだまだ進化していきます!

蕾叶蕾叶

もう少し時間があれば、きっと満員にできます! 無理なお願いだってわかってるけど……

蕾叶蕾叶

夏まで時間をください! もう一度だけ、チャンスをもらえませんか!?

蕾叶蕾叶

お願いします!!

鈴木

…………

ちえりちえり

蕾叶だけに下げさせたりしませんよ!

ちえりちえり

……ちえりも――……ふんっ!! 頭、下げます!!

寧月寧月

私からも……この通りだ

蓬咲蓬咲

私の安〜い頭なら何度でも下げますので、どうか……!!

心玖心玖

…………

心玖心玖

鈴木さん……私からも、お願いします

蕾叶蕾叶

みんな……

蕾叶蕾叶

鈴木さん、お願いします……!!

鈴木

……先週とは見違える変化ですね。 集客力も、あなた方の成長も

蕾叶蕾叶

!

鈴木

この物件の交渉を夏まで見送ります。 検討の余地があるとわかりましたから

蕾叶蕾叶

あ……ありがとうございます!!

ちえりちえり

やった〜〜〜!!!

蓬咲蓬咲

また、チャンスがもらえた…… よかった……本当によかった〜〜……!

寧月寧月

蕾叶。私たちはまたここでライブができるのだな

蕾叶蕾叶

うん! この夏も、その先もずっと 私たちの『ホーム』にできるように頑張ろう!!

心玖心玖

……鈴木さん

鈴木

わかってます。 心玖さんの方こそ、わかってますね?

心玖心玖

はい。大丈夫です

蕾叶蕾叶

心玖〜〜! こっちおいで! チェリが夏までに満員にする作戦思いついたって!

ちえりちえり

ちえりの天才的すごさに、絶対驚きますよ!

心玖心玖

うん、今行く〜