ストーリー詳細

真心を込めて綴られた時の絵巻を静かに味わって。胸を打つ声と響き合う調べに導かれ、ステージと日常が交わるかけがえのない記憶をもう一度心に抱きしめます。

泡沫の箱庭 · エクストラ 22

Saltans cum Diabolo.

——久しぶり、祥子おねえさま

ADV 10104 · 再生時間 12:38

解放条件

  • プレイヤーランク 20
  • Ave Mujica バンドランク 5

クリア報酬

エメラルド・シンフォニー号 船内

にゃむにゃむ

なにこれ、ヤッバ……! すごすぎるでしょ!

海鈴海鈴

波の出る巨大プール、スパ施設、映画館にゴルフ場…… 加えて一流コンシェルジュのおもてなし……度肝を抜かれました

初華初華

こんな豪華な船、本当にあるんだ…… なんだか映画の中みたい……!

にゃむにゃむ

うわ! あそこにいるの、ブロードウェイの演出家じゃん! ヤッバ〜……

海鈴海鈴

挨拶しないんですか? 売り込むチャンスでは?

にゃむにゃむ

……別に。媚びたところで、アタシがうまくなるわけじゃないし

海鈴海鈴

ふむ、何か心境の変化があったようですね

祥子祥子

ではみなさん、楽屋はあちらですわ。 そちらで開演まで待機を………

にゃむにゃむ

え〜〜、自由時間でよくない? やっぱサキコって、束縛きっつー

祥子祥子

……わかりました。では、ご自由に。 時間までには必ず

海鈴海鈴

これも交流ですね、若葉さんも行きましょう

にゃむにゃむ

ってことでー。あとでねー♪

祥子祥子

まったく、緊張感のない

初華初華

でも気持ちわかるな。こんな素敵な船、初めてだもん。 私たちもちょっと見て回らない?

祥子祥子

少しだけですわよ、初華

初華初華

うん

艦内放送

さぁ、ただいまよりダンスタイムです。 どなた様も手を取り合って、フロアへどうぞ!

にゃむにゃむ

みんな踊れてる〜。さすが上流階級

海鈴海鈴

私たちもどうです? 同じリズム隊のよしみで

にゃむにゃむ

は、ジョーダン

観客C

ね、あれ若葉睦じゃない? ホントお人形さんみたい!

観客D

演技だけでなくバレエも堪能なんですって。 どなたかダンスに誘ってくれないかしら

睦睦

……

海鈴海鈴

若葉さん……?

にゃむにゃむ

ちょ……アンタそっちは——

ストーリームービーMujicaエクストラ ダンスシーン(2話)
初華初華

わぁ……みんなすごい! ね、さきちゃん

祥子祥子

ええ。わたくし、先に楽屋へ戻ってますわ。 初華は楽しんでらして

初華初華

えっ? なら私も一緒に——

観客C

あのっ初華様! もしよければ私たちと少しおしゃべりしませんか?

初華初華

えっ? あ、あのっ……

祥子祥子

せっかくのお誘いですわ。お話しされたらどう? わたくしはお先に

初華初華

あっ、さきちゃん。すぐ行くから!

祥子祥子

(完璧なマスカレードのためにも、 もう一度台本を読み直しておかないと……)

少女

ごきげんよう……

祥子祥子

ごきげんよう。 もしかして親御さんとはぐれてしまったんですの?

少女

——久しぶり、祥子おねえさま

祥子祥子

……? どこかでお会いしたことがありまして?

少女

………忘れ、ちゃったの? ううっ………うぅう……!

祥子祥子

ごめんなさい……あなた、お名前は?

少女

……名前?  それすら忘れてしまったというの?

祥子祥子

………きゃっ!

少女

成長したら、大人になったら、苦難を乗り越えたら……… 忘れてしまうの?

少女

——あなたが忘れても。私たちは忘れない、決して

祥子祥子

……なにを言って……?

祥子祥子

そこは危ないですわ。 また照明が割れるかもしれません。こちらへ

少女

……手を貸してくれる?

祥子祥子

もちろんですわ、さあ

少女

うふふ、おねえさまの手……なんて小さくて白くて…… ねえ、踊りましょう。おねえさま

祥子祥子

え? お、お待ちになって—— 引っ張らないでください

少女

アン・ドゥ・トロワ……アン・ドゥ・トロワ…… お上手ですわ、おねえさま

少女

こうしていると思い出しますわね

祥子祥子

ですから、あなたと会ったことは——

少女

あら。こうしてよくレッスンしたでしょう?

少女

あのピアノの部屋で。レッスンは終わりだと言っても、 あなたは『もう一曲だけ!』と何度もせがんで……

祥子祥子

……どうしてそれを?

少女

どうしてって。 私が教えたんでしょう? ——私のかわいい祥子ちゃん

祥子祥子

え……

祥子祥子

お……お母様……?

瑞穂?

私のことも忘れてしまったなんて……悲しいわ

瑞穂?

もしかしてあの日のことも忘れてしまったの? 私の誕生日にってピアノを練習してくれて……

祥子祥子

……そんな、ありえませんわ。 お母様は亡くなって……

瑞穂?

祥子ちゃん。あなたが願えば、私はいつだって会いに行けるのよ

祥子祥子

わたくし、夢でも見ているんですの?

瑞穂?

祥子ちゃん、どうして信じてくれないの。 なら——

燈?燈?

祥ちゃん………

祥子祥子

燈……? どうして……

燈?燈?

いっしょに……踊ってくれる?

祥子祥子

(これは白昼夢? いつの間にか夢の中にいるんですの?  だから——)

祥子祥子

(だから、この手を振り解くことができないんですの?)

燈?燈?

CRYCHIC、楽しかった。 私と、祥ちゃん……みんなの光——

燈?燈?

どこかで……本当の気持ちを、言い合えてたら……

燈?燈?

みんな、繋がったままだった

祥子祥子

……っ

祥子祥子

わたくしは……

初華初華

けっこう時間経っちゃったな。 私も早く楽屋に——あれ?

祥子祥子

……

初華初華

……さきちゃん? なんで一人で踊って……?  さきちゃん……!

祥子祥子

……

初華初華

聞こえないの? さきちゃん! さきちゃん!

燈?燈?

今からでも………戻りたい……! 戻ろう……祥ちゃん

燈?燈?

祥ちゃんも、過去に戻りたい……よね?

祥子祥子

……もしも、あのまま続いていたら——

祥子祥子

わたくしは……

燈?燈?

……ふふ