——その景色は。 あまりに眩しく、美しかった
ストーリー詳細
真心を込めて綴られた時の絵巻を静かに味わって。胸を打つ声と響き合う調べに導かれ、ステージと日常が交わるかけがえのない記憶をもう一度心に抱きしめます。

泡沫の箱庭 · アナザー 3
Sine vita, nihil.
(これだけの評価を得ていても、信用されないなんて……)
ADV 10441 · 再生時間 6:49
解放条件
- ティモリス / 八幡 海鈴 キャラクターランク 5
- 第15話を先に読む
クリア報酬
——♪
魂と魂がぶつかりあって、通じ合う美しい世界。 その光景は、私の心を強く焼いた
私もあれになりたい。通じ合いたい。 だから——
では、私とも元サヤに戻りませんか?
Ave Mujicaをやり直して、あの光景を私のものに。 そのためなら、なんでもする
覚悟も行動力も、私にはある……なのに——
そういうとこ。そりゃ振られるでしょ
海鈴信用できないし
……はぁ〜。ウミコのことやっぱり信用できない
——♪
……
(まだ信用されませんか……)
(ムジカ復活のために、こんなにも尽力しているというのに……)
どうっ? もう完璧でしょ?
いいですね。3曲すべていい出来です
えへへっ
ですが、微妙に音と合っていません。 もっと迫真の演技をお願いします
む〜……!
では今日はこれで解散ですね。 お伝えしましたが、このあとディスラプションの練習があるので
私、本気でやってんのに
えっ……!
……
……
(モーティスさんまで……)
(30バンドから依頼されている私のどこが、 信用できないと言うんでしょう……?)
(……前のバンドが終わってしばらくして、 サポートの依頼がきて)
(そこでは我を出さず、仕切らず、必要なことだけをやった)
(それからたった数年で、引く手数多のベーシストになれた)
(これだけの評価を得ていても、信用されないなんて……)
(本当の信用を得たい)
(一体どうすれば……)
——うんっ! 海鈴、今日もいい感じ。 ちょっと休憩にしよっか〜
はい
あ! そういやあの話どうなった? 『うちに移籍しませんか? あなたたちを本気で売ってみせますから!』とかって 連絡してきたプロデューサー!
あれさー、どうもうちらだけじゃなくて 他のバンドも声かけてるらしいよ。20くらい
う〜わ、最悪。でもそんなことだろーと思った! 20も保険かけといて、なにが本気だっての。 一途じゃない奴なんて、信用できねー!
ほんとそれ
——っ!
……一途じゃない奴は信用できない
? どうしたの海鈴?
なら、『信用できる人間は一途』ってことですか
え? うん、まあ一般論だけど
すみません。今日限りでサポート辞めさせてください
……ええっ!? なになに、急にどうしたの?
うちら、なんか気に障ること言った? ちょっと落ち着いて話そ、ね?
……やりたいバンドがあるんです。 私は、その人たちに証明しなければならないんです……!
海鈴……
……だからサポートを辞めるってこと?
……はい。いま掛け持ちしてるバンド、全部辞めます。 それが、やるべきことだと気づきました
そっか……
事情はよくわかんないけど…… 海鈴がそこまで言うなら、応援するしかないな。 それくらい本気でやりたいバンドってことなんでしょ?
!
だね。正直寂しくなるし、これからど〜しよ〜って感じだけどさ。 ま、なんとかなるなる!
こっちのことは気にせず。がんばっておいで! 今までありがとね、海鈴
……はい! 今までお世話になりました
(これで、これできっと——!)
豊川さんはモーティスさんを見殺しにするんですか?
覚悟の上ですわ
覚悟なら私だって! ……掛け持ちしていたバンド、すべて辞めてきました
っ!
これでも信用できませんか? 私だって本気なんです。 ……Ave Mujicaをやりたいんです!
信じ合いたいんです! うぅ……
(魂と魂がぶつかりあう、美しい世界)
(私もあれになってみたい。なってみたいんです。 だから、どうか——)