こんにちは……
ストーリー詳細
真心を込めて綴られた時の絵巻を静かに味わって。胸を打つ声と響き合う調べに導かれ、ステージと日常が交わるかけがえのない記憶をもう一度心に抱きしめます。

(まだ集合時間には早いし、 わたしが一番乗りかな……?)
!?
(な、何の音だろう……キッチンの方から……?)
こ、こんにちは……!
!? ……あ、蛍ちゃんかあ
ご、ごめんなさい、びっくりさせちゃって…… えっと、そんなところで何を……?
あ〜、え〜っと…… いやでも、蛍ちゃんでよかったのかも……?
え? どういうことですか……?
ふふ……見ちゃった以上は、 蛍ちゃんももう戻れないよ……!
え……え……?
見てよ、これ……!
これは……エクレアですか?
そう! お母さんが買ってきてくれたの。 デパ地下でしか買えない、ちょっといいやつなんだ!
確かに……クリームがたっぷりで、 トッピング? もたくさんで、すっごく豪華です
ね! 絶対美味しいよ〜! ただ、開けてみて 気づいたんだよね……3個しか入ってないって……
どうしよう……どうやっても4人じゃ分けられないよ~……
4人……ですか?
うん、凪ちゃんは生クリーム苦手だから、 多分要らないって言うと思う
けど、それでも1つ足りないんだよな~……
なるほど……それで困ってたんですね
それならわたしも大丈夫ですよ。 皆さんで食べてください
そ、そんなのダメだよ! 蛍ちゃんは後輩なのに!
そうするくらいなら私が……! 私が……!
うう……けどおいしそう……! で、でも私が食べ……食べない……から……!
む、無理しないでください。 食べたい人が食べるのが、一番いいと思います!
う〜ん……いっそ朋花ちゃんも巻き込んで、 こっそり3人で食べちゃうとか……?
いやでもだめだ、こういうの隠してたってバレたら、 絶対なつめちゃんは怒りそう……!
あの、やっぱりわたしが――
だめ! おいしいものは、みんなでシェア!
それがきっと、幸せだと思うから!
…………
何かないかな……3つのエクレアを、 4人で均等に……幸せに……
あっ、そうだ!
こ、この辺……? この辺切ればいいかな、蛍ちゃん?
は、はい。 4等分になってると思います!
よーし……全部4等分にして、12個にすれば、 4人で分けられるもんね……!
まあ、ちょーっと見た目は悪くなっちゃったけど……
でも、味はきっと美味しいままです!
だよね……っ、できた! 完成! これでみんなハッピー!
……はい! ハッピー、ですね!
うん! それじゃ、早速盛り付けしちゃおーう!